センシング(sensing)~レストラン パリ6区

センシング(sensing)は、パリ右岸・パレロワイヤルの回廊北翼に位置する
三つ星レストラン「グラン・ヴェフール(Grand Vefour)」のシェフ・ギーマルタン氏が
パリ左岸のリュクサンブール公園界隈に出したセカンドのレストラン。
1782年からの由緒ある歴史的建造物のグラン・ヴェフール(Grand Vefour)に対し、
このセンシング(sensing)は、その対極にあるようなモダニズムを極めた内装に
したいとシェフ・ギーマルタン氏が構想1年をかけた珠玉の空間とのこと。
この画像上の長さ6mのカウンターは、雪花石膏で作られています。
このクリスタルの透明感漂うバールームには、写真では反射して鏡の写っていますが
紫色のガラスケースになっています。
ガラスケースの中には、今まで門外不出だったバカラ美術館のカラフ(水差し)が
たくさん飾られていて、その美しいことといったらありません。
こちらのシェフを任されているのは、マルタン氏のエスプリを深く理解する
レミ・ヴァン=ペテゲン氏。
モダンな空間の呼応し合う、味も見た目も研ぎすまされたお料理を目指すとのこと。

ランチは、入口をはいってすぐのこの空間でいただきました。
このお店の色のコンセプトは、白&紫。
椅子は紫のビロードのもの、テーブルはイチジクの木製のいずれも特注品。
白い壁には、アーティスティックな映像が絶え間なく映し出されていました。
一見カジュアルなこの空間ですが、レストランのとても丁寧なサービスと
週末のランチなのに、お客が私達の他に6人の家族が立った1組しかいないことで
少し緊張感が走りました。
メニューを見ると、55ユーロの昼のコースとアラカルトしか見あたらず
私が雑誌婦人画報で見た、25ユーロのランチコース(前菜+メイン)が見あたりません。
恐る恐る聞いてみると、メニューの下の方に小さく出ていました。
そちらを頼むと前菜、メインともそれぞれ2種類の選択があり別紙メニューを
見せてくれました。
お店の方では、55ユーロのランチコース(前菜・メイン・デザート・
グラスワイン2杯・ミネラルウォーター・コーヒー)を主にしているようでした。

私が選んだ前菜は、ガスパチョ。
トマトとにんにくの冷たいスープです。
スパイシーで軽いながらも、味わい深くとても美味しく美しいひと皿でした。

母の前菜は、タコのサラダ仕立てです。
海藻やパプリカをアクセントに、上質なオリーブオイルでいただく一品。



パンとバターも、とても美味しいものでした。
ビストロではパンのバターが出ないので、この機会に太るもの恐れず完食です。

肉料理を好む私達親子ですが、この日は少し胃が疲れていてお魚料理をチョイス。
何のお魚だったか、メニューを理解できませんでしたが
魚の火の通り方も素晴らしく、とても繊細で上品なお味のソースと共に
たいへん美味しい白身魚のメイン料理でした。

胃の調子が悪く、コーヒーを頼まなかったのに出てきたお茶うけデザート(恐縮です)。
マシュマロと、ヌガーでした。

レストルームを借りに2階へと向かい、ギーマルタン氏所蔵の19世紀の野菜の写真が
飾られてある1階のその先には、この画像上のひろ~い客席が広がっていました。
落ち着いた空間で良い感じ・・しかし客は誰もおらず・・・。
2階へ上がると、そちらも同様に広い客席があり驚きました。
こんなにたくさんの客席を用意しているレストランなんだぁ・・・。
味も悪くなく、雰囲気も良く場所も高級住宅街も近い・・・。
なのに週末のランチ13時にたった2組の客とは一体???
やはり、お値段が高いからなのでしょうか??
メニューでは、ほとんど見落としてしまう私達の食べた25ユーロのランチ。
店では、55ユーロのランチコースをメインに押し出しています。
けれど、25ユーロと言えども日本円に直すとこの時のレートで4000円以上。
さらにワインやお水と頼むと一人5000円はかかります。
このお値段なら、もっとカジュアルな雰囲気で前菜・メインともっと選択の幅がある
実力あるビストロが多いせいかもしれないですね。
私も、リピートするかと言えば微妙です(笑)。 (2008年5月)

センシング(sensing)の場所は、カメレオン(CAMRLEON)から徒歩5分の距離。
モンパルナス大通りからも、リュクサンブール公園の方からも歩ける場所です。

矢印ピンクが、センシング(sensing)。
矢印赤が、カメレオン(CAMRLEON)。
<センシング(sensing)>

住所: 19 rue Brea 75006
電話: 01 43 27 08 80
メトロ: Vavin 4番線
営業時間: 火~土 12:00~14:30、月~土 19:30~23:30
定休日 日曜 、月曜の昼
お値段: 25ユーロ昼のコース(前菜+メイン)~メニューでわかりずらく聞く方がよい
55ユーロ昼のコース(前菜+メイン+デザート+グラスワイン2杯、
ハーフボトルのミネラルウォーター、コーヒー)
夜のデギュスタシオン・コース 95ユーロ(4品+チーズ+デザート2品)

モンパルナス大通り。サンジェルマン・デ・プレ界隈とは明らかに違った雰囲気です。
このモンパルナス大通りを曲がった小道にセンシング(sensing)と
カメレオンはあります。

モディリアーニやピカソなど印象はの画家御用達だった
モンパルナス大通りのカフェ ロンド。
モンパルナス界隈を代表する歴史的カフェの一つです。
当時売れない画家は、飲食代の代わりに自分の絵画を置いていったようです。

サンジェルマン・デ・プレ界隈のリュクサンブール公園(画像上)の横を通って
歩いてセンシング(sensing)やカメレオンへ行くこともできます。
食事前のいい運動になりますし、お天気がよければ最高のお散歩コースです。


センシング(sensing)やカメレオンから徒歩5分程度の場所に、
ザッキン美術館がありお勧めです。

彫刻家であるザッキンが住んでいた家で、この辺では珍しい一軒家です。
庭にはザッキンの彫刻が所狭しと並び、小さなこの館にも力強く
それでいて繊細なザッキンの鉄製や木製の彫刻が、並びます。
この美術館は、入場無料です。
美の巨人でも紹介されていました。食後のお散歩に最適な美術館です。

パリの老舗デパート、ボンマルシェ。
広すぎないこのデパート自体が、さながらセレクトショップのようです。
私はいつもジャケット着用にしていますが、靴は革のスニーカーにして
パリの中をひたすら歩くようにしています。
センシング(sensing)やカメレオン(LE CAMELEON)からボンマルシェまでも、
徒歩でゆっくり歩きます。
(メトロでも乗り換え(4番Vavinから12番SevresBabylone)一つで、4駅ほど)
高級住宅街も多く、歩きながらエレガントな人々をウォッチングしたり
ガイドブックに載っていない、素敵なお店を見つけたりとても楽しいです。

センシング(sensing)の向かえにあるブティック。
食事中も頻繁にマダム達が入店する姿が窓越しに見えていて
気になり、食後に行ってみました。
場所柄、ちょっと高めのご婦人系お洋服とイミテーションのアクセリーが
置いてありまたが、アクセサリーが結構個性的でよかったです。